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資金調達

2026/8/28

創業融資の代行依頼のメリット・デメリットと代行業者ごとの違い -中小企業診断士が解説-

起業して創業融資のための書類を準備するのは大変ですよね。

初心者が作成するのは、時間だけでなく融資の審査が通る可能性もあります。
せっかくの努力が水の泡になる、こんな事態は避けたいものです。

そこで、開業コンサルタントや税理士や行政書士、中小企業診断士などに創業融資の代行を依頼する選択肢があります。

よくあるお悩み

創業融資の代行をどの業者に頼めばいいかわからない。

創業融資の代行業者がどんな業者があるのかわからない。
それぞれの代行業者の特徴が知りたい。

創業融資の代行を依頼するメリット・デメリットがわからない。

起業準備や営業活動で忙しく、融資の手続きに十分な時間が取れないため、創業融資の代行業者を利用したが依頼する時のメリットやデメリットがわからない。

本記事では、このようなお悩みを解決するため、創業融資の代行を依頼する際のメリット・デメリットや、各専門家に依頼する場合の違いについて初心者でもわかるように中小企業診断士が解説します。

結論、代行はメリットがたくさんあります。しかし、「専門家に丸投げするスタンス」だと面談で必ず見抜かれます。

書類作成に充てられる時間や、自分の事業計画書作成のレベル、専門家との役割分担などを確認し、自分にとってベストな選択をしてください。

こちらの記事は5分で読めます
この記事の目次

創業融資代行のメリットとデメリット


創業融資 代行のメリット

融資申請には、金融機関所定の融資申込書だけでなく事業計画書や税務申告書などの書類も必要です。

専門家に依頼すると、必要な書類や申請方法まで、まるごとサポートしてくれるでしょう。

手続きの早さ

創業融資の代行業者は、融資を受けるための手続きや書類作成を何度も経験しています。
そのため、創業者が自分で書類を作成するよりも素早く対応してくれます。

必要な書類をスムーズに作成するため、依頼者の負担が軽減されます。

店舗を持つビジネスで、オープンの予定など決めている場合、内装工事な営業許可の取得など、他にもたくさんやるべきことがあるので、専門家に依頼する人も多いです。

融資額や審査率の可能性が高まる

融資面談は、初めて融資を通したい方にとっては、非常に難しいと感じる部分です。
財務的な知識や損益など細かく質問される場合があります。
代行業者に依頼すれば面談に同行してくれる場合があるので、面談で融資が通らなかったといった場合を減らすことができます。

サポートを通じて、融資を受けるために必要な知識を教えてくれることもメリットです。

創業融資 代行のデメリット

創業融資の代行業者の費用パターンは、大きく分けて3つあります。

  • 着手金が必要な業者

  • 顧問契約料が発生する業者

  • 完全成功報酬型

【着手金が必要な業者】

着手金が必要な業者は、実績が多数あれば別ですが、残念ながら着手金が払われればいいと考えているような業者も存在します。

着手金の額が大きい場合は、依頼する際にリスクがあります。

【顧問契約料が発生する業者】

こちらのケースもかなり多いと報告をいただいております。

一見安く見えるサポート料金であっても、顧問契約料が前提となっているケースです。
よく見ると、料金の近くに小さな注釈が付いています。

創業融資が実行されるまでの期間やその後も契約期間の縛り等がある場合があるので、契約の条件などに注意しましょう。

もちろん、顧問契約を含めてお付き合いしたい専門家であれば問題ありません。

【完全成功報酬型】

着手金を取らず、融資が成功した場合のみ費用を請求する形式です。

完全成功報酬型であれば着手金や顧問料などが発生しないだけでなく、融資が通らないと費用が発生しないので、代行業者自体もしっかりと書類作成してくれます。

リスクが少なくおすすめです。

融資は、一度審査に落ちると6ヵ月は再申請できないなど注意点があります。
創業融資の実績があって、実績数の多い業者を選ぶべきです。

創業融資で代行業者を使う際の注意点

丸投げしないということです。

書類作成の作業や、必要な書類の手配などをサポートいただくことは全く問題ありません。
ただし、事業計画の内容そのものを専門家に委ねてしまうのは危険です。

理由は、金融機関との面談でバレるからです。
創業者の受け答えのレベルと、書類の内容が一致していなければ、外部の専門家に丸投げして作成したことはすぐにわかるそうです。

もちろん、そのように判断されると、金融機関からの評価は低くなります。

自分の頭で考えて、自分の言葉で説明してくれることを望んでいます。

確かに、優秀な専門家であれば、あなたの話を少し聞いて書類を作成することは難しくありません。
ですが、融資を受けられなければいくら優れた計画書も意味をなさないでしょう。

考えるための時間を取ってくれたり、計画を作成する上で必要な知識を教えてくれる専門家が良いです

創業融資代行を依頼する専門家別の特徴とメリット・デメリット

主に下記のような専門家に代行を依頼する場合が多いです。

  • 業種特化コンサルタント

  • 起業・開業コンサルタント

  • 税理士

  • 行政書士

  • 中小企業診断士

  • 認定支援機関である専門家

業種特化コンサルタントに依頼する場合

特定の業種を対象にコンサルタントとして活動されている方々です。
売上アップから、業務改善まで幅広く対応しているケースもあります。

創業期の方を対象にコンサル活動されている方であれば、創業融資に対応することもあります。
しかし、どの方も創業融資を得意としているわけではありません。
注意したいのは、そのコンサルタントの方が対応するのか、紹介での対応や再委託していないかということです。

◯メリット

  • 業種に対する理解があり、収支計画の根拠も明確である。

  • 創業~その後のサポートまで継続的に依頼することが可能。

△デメリット

  • 財務や資金調達、金融機関とのやり取りに詳しい方ばかりではありません。
    (創業融資は対応することができても、その後の信金や地銀とのパイプづくりまでは対応できないケースが多いです。)

起業・開業コンサルタントに依頼する場合

相当の実績がない限り、依頼しない方が良いです。
融資や財務に関する専門知識を持っていない方が多いからです。

融資の実績や、事業計画書を作成することができるのかきちんと見極めましょう。

◯メリット

  • ありません。

  • すでに関係性ができているならコミュニケーションの手間が減るかも

△デメリット

  • 任せて良いか選ぶのに相当苦労する

  • 人あたりは良いのに、契約すると全くだめというケースも

税理士に依頼する場合

税理士は税務に関する知識が豊富です。
注意点としては、経営の数字に詳しい方ばかりではないということです。

融資や、財務の専門家として活動されている方なら安心して依頼できるでしょう。
事業計画の財務面での信頼性を高めるサポートが得られます。

◯メリット

  • 税務知識を活かし、収支計画がリアルなものになりやすいです。

  • 会社設立後も長期的な税務サポートが期待できます。

△デメリット

  • 融資や財務に詳しくない税理士も多い。融資に実績のある税理士を選ぶ必要があります。

行政書士に依頼する場合

行政書士は官公庁への書類作成に強みがあります。
行政に提出する書類の作成を専門としている方々です。

残念ながら、行政書士=融資に強いというわけではありません。
行政書士になるための試験に、経営に関する科目はありません。

もちろん、自分の専門性として研究して対応されている方も多くいらっしゃいます。
そのような努力をされている方であればお願いして問題ありません。

メリット

  •  各種許認可の手続きも同時にサポート可能です。

  • 提出書類の法的な要件もクリアしやすいです。

デメリット

  • 融資をサポートする方でも、財務面のアドバイスは限られることがあります。
    (収支計画は依頼者側の準備が必要になる可能性があります。)

  • 創業融資のサポートをしていない場合も多いです。

中小企業診断士に依頼する場合

中小企業診断士は経営に関する知識を一通り学んでいます
診断士になるための試験にも、経営戦略や財務があるので、事業計画書を作成することは可能です。

ただし、融資や金融機関とのお付き合いについて専門として活動している方ばかりではありません
実績などよく確かめるようにしましょう

メリット

  • 事業計画の改善や市場分析の視点でアドバイスが得られます。

  • 事業成長を見据えた計画書作成が期待できます。

  • 診断士はバックボーンが様々、創業する業種の経験ある方だとなお良い

デメリット

  • 税務や許認可手続きについては、税理士や行政書士と連携が必要です。
    (紹介などで対応してくれるケースが多いです。)

  • 中小企業診断士でも融資の知見がない方も多い

比較表

資格で選ぶのは難しいので、Webサイトや面談などを通じて実績を確認しましょう。

開業コンサル

業種特化

税理士

行政書士

中小企業診断士

総合評価

業種理解

財務知見

融資知見

事業計画書作成

まとめ


創業融資を代行業者に依頼するには、依頼するメリットデメリットがあります。
また、依頼する専門家によっても異なる特徴があります。

融資の実績、財務や事業計画作成の能力があるのか、自分でも面談などを通じて、しっかり理解した上で業者を選定しましょう。

創業融資のセイジツでは、千葉県・東京都で創業準備している事業者様向けに創業融資に必要な書類や融資後のサポートもしております。
融資申請でお困りごとがあればお気軽にご相談ください。

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